リーンリーンと響く澄んだ鈴虫の声。秋の訪れを知らせるその音色を、日本庭園の静かな景観の中で堪能できるイベントが、花田苑で今年も開催されます。
「鈴虫庭園」は、合計200匹もの鈴虫が一斉に鳴き交わす幻想的な空間を体験できる特別な7日間。庭園の四季折々の風景と調和する虫の声は、都会の喧騒を忘れさせ、心を解きほぐしてくれるはずです。
大人から子どもまで、自然や日本文化に触れたい方には絶好の機会。秋の始まりを、五感で楽しんでみませんか?
鈴虫庭園-イベント概要
イベント名 | 鈴虫庭園 2025 |
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開催期間 | 令和7年(2025年)9月1日(月)~9月7日(日) |
時間 | 午前9:00~午後5:00 ※土・日は午後7:00まで (入園は閉園の1時間前まで) |
会場 | 越谷市日本庭園 花田苑〒343-0015 埼玉県越谷市花田六丁目6番地2 |
入園料 | 100円 |
内容 | ・日本庭園で鈴虫の鳴き声を鑑賞 ・鈴虫の生態についての資料配布 |
主催 | 公益財団法人 越谷市施設管理公社 |
問い合わせ | 越谷市日本庭園 花田苑 ℡ 048-962-6999 |
注意事項 | ・駐車場に限りあり、公共交通機関の利用推奨 ・虫よけ対策を忘れずに |
200匹の鈴虫が奏でる“秋のオーケストラ”
イベントの主役は、20匹ずつ虫かごに入れられた合計200匹の鈴虫たち。花田苑のあずまや、茶室、長屋門、能楽堂ロビーの4か所に配置され、来苑者は庭園を散策しながら、さまざまなスポットで鈴虫の涼やかな音色を楽しむことができます。直射日光を避けるよう設置されているため、鈴虫の心地よい声がより鮮明に響き渡ります。
日本庭園と調和する幻想的な時間
花田苑は、中心に池を配した「廻遊式池泉庭園」。四季折々の自然が広がるこの場所で聴く鈴虫の声は、街中では味わえない贅沢なひとときです。長屋門や茶室など日本の伝統建築も点在し、景色と音色が融合することで、まるで時間がゆっくりと流れているような感覚に浸れます。
鈴虫の生態を学べる資料付き
来苑者には、鈴虫の生態や飼育方法について記載された資料が配布されます。実際に自宅で育ててみたい方や、子どもと一緒に学びたいご家族にはぴったりの内容。単なる鑑賞だけでなく、「知る楽しみ」も味わえるのがこのイベントの大きな魅力です。
イベント誕生の温かなストーリー
この催しは、花田苑の職員が自宅で飼っていた鈴虫を持ち込んだことから始まったそうです。
来苑者にもその音色を楽しんでもらいたいという思いが形となり、2021年に初めて開催。1日限りだったイベントが年々人気を集め、2025年には7日間へと拡大しました。小さな思いやりから始まったイベントが地域の風物詩へと育っている点も、素敵ですね。
夜まで響く特別な二日間
土日には夜7時まで開園。夕暮れから夜にかけての庭園で聴く鈴虫の声は格別です。薄暗い日本庭園の中で響くリーンリーンという音色は、昼間とはまた違う幻想的な雰囲気を演出。カップルやご家族で訪れれば、忘れられない思い出になるでしょう。
まとめ
花田苑の鈴虫庭園は、秋の訪れを五感で感じられる特別なイベント。庭園を歩きながら鈴虫の音色に耳を傾ける時間は、日常の喧騒から離れ、心をリセットできるひとときとなるはずです。
入園料はわずか100円。自然と文化が融合する花田苑で、秋の始まりを堪能してみませんか?
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